イベント報告
第6回TOKYO成木の森トレイルラン
6th TOKYO Nariki Forest Trail Run
2016年5月9日
■KFC徒然

5月第2日曜日、五月晴れの下、上記大会を開催しました。成木の森の新緑が最も綺麗なのも、この時季です。

2年前の大雪によるなちゃぎり林道崩落で、未だにこの林道が使えないため、今年も高戸入林道からのスタートです。 因みに、平成30年3月には復旧するとのことです。

今年のスタートはMTBの先導によるスタートです。実は、地元青梅に世界を股にかけて活躍中のプロマウンテンバイカー の 池田祐樹選手が住んでおられ、奥様が選手として参加された関係で、 1kmほど奥まで先導をお願いしました。 尚、池田選手の活躍はNHKBS放送のグレートレースでも時々放送されており、MTBでは日本の第一人者です。

上り坂からのスタートだったので、トレランナーの方が速いのでは、と心配したのですが、さすが一流バイカー、 見事に先導の 役目を果たされました。トレランレースでMTBの先導は珍しい光景です。

【新緑のトレラン】

本大会は、河辺駅から参加者を3台のバスでピストン輸送するため、スタート時間は10:15と云う遅めに設定しています。

そして、10:15にスタートし、一斉に高戸入林道を奥へ、眩い新緑の山に消えていきました。高水山常福院→岩茸石山→黒山を 経由して折返しの地点である棒の嶺(標高969m)を目指します。その後、黒山を経由して、小沢峠を目指します。 折り返し地点から先は下りベースです。

給水場は約9q地点の高水山常福院境内と約20q地点の黒山下の地点です。夏のように気温が高く、暑かったので、 多めに用意しました。それでも棒の嶺山頂の誘導スタッフに水を求めた選手が数名いました。誘導スタッフは自分用の 水しか持っていませんので、3qほど先のエイドまで自力で行ってもらいました。

ゴール後は、従来のトン汁に代わり、美味しいお汁粉とコンニャクが振る舞われました。また、会場内にある 佐藤スポーツのブースで買い物をしたり、マッサージブース「Care Pit」で疲れた体をいやしたりされていました。

【独自の安全対策】

昨年4月から始まった国(環境省)や都(環境局)のトレラン大会に関するルール作りに並行して、我々運営側も独自に 参加者の安全を守るルールを決めることにしました。それはシンプルで効果的な方法、すなわち、水500ml以上の携帯と 手袋の着用です。 水は飲むこともできるし、傷口の洗浄にも使えます。また、トレランでのケガの8割は手の平と脚の膝の ケガです。膝の防護は困難ですが、手の平は手袋で防ぐことができます。

昨年から大会の度に注意喚起をしてきました。その結果、水の500ml携帯はほぼ100%守られています。 それが功を奏してか、 心配された脱水症に陥った選手は皆無でした。

また、手袋に関しては、 ほとんどの選手が手袋を 着用されるようになりましたが、それでも、1〜2割の選手は守っていません。皆さんのケガ防止のためですから、順守を お願いします。

本大会以降、レース中の大会写真で水の不携帯や手袋着用なしの選手は、ルール違反者なので、ホームページ上に 写真を掲載するわけにはいきませんので、ご了承下さい。

【レポート・フォト】
【Special Thanks】

成木7丁目自治会、里仁会

写真提供:小野口健太