プロジェクト「成木の家」
■ログハウス「成木の家」ができた経緯

4年前(2007年)から青梅市成木地区で、地域の皆さんの協力を得て、自転車のヒルクライムレースを開催している。

近頃、コースとなっている常磐林道へ練習に やって来る自転車乗りが増えてきた。しかし、この地区にはコンビニやカフェ等など、彼らが休憩できる場所が全くない。直に道端に座り込んで休んで いることが多い。そんな彼らに何とか休憩場を提供できないかと感じていた。

そんな折、以前から気になっていた建物があった。それは上成木バス停近くにあり、コースに面した場所に建つ古い木造平屋建家屋だ。そこで、 その家屋を少し手入れして 練習に来る人が休める場所にできなかと、1年前(2010年1月)に地元の中島邦彦さんに相談した。

中島さんには12年ほど前から「青梅高水山トレイルラン」 をボランティアとして手伝ってもらっており、我々KFCのよき理解者でもあった。

幸運なことに、その古い家屋の持ち主は中島さんで、ずっと以前から、その古い木造家屋を改修する計画はあった云う。 それならば、ということで、これを機にその計画を実行に移して下さったものだ。

そして、その年の夏頃から工事が始まり、何と、秋の終わり頃にはほとんど完成していた。

もちろん、100%成木産の無垢の木でできている。丸太ではなく、角材だが、木のぬくもりがいっぱい感じられる素晴らしいログハウスだ。

名称はズバリ「成木の家」と決まった。中島さんが“人と木の触れ合いの場”になるよう思いを込めて命名されたものだ。

そして、このあと、KFCメンバーの 鍛鉄工芸家西田光男さんがカッコいい看板とバイクラックをプレゼントしてくれることになっている。

■“プロジェクト成木の家”が目指すもの

成木地区は人口の減少が続いており、成木7丁目と8丁目の小学校は閉鎖され、現在、この地区の中学校も生徒数減少で存続の危機にある。 こんな過疎化が進行中の地域だ。

そこで、中島さんは「成木の家」を基地にして、成木地区に活力を取り戻せないか、と考えておられる。成木には豊かな自然がある。 それは高水山(常福院)、 岩茸石山、黒山、升が滝、小沢峠、それにヤマメが住む清流成木川などの、いわゆる、“成木フィールド”だ。

これらを観光資源と捉え、“成木フィールド”を 訪れる人に「成木の家」を利用してもらい、成木の山川を心行くまで楽しんでもらおう、と云うものだ。

中島さんは事あるごとに「成木には、森林が育んだ綺麗な空気と水がある。これらを売りたい。」と話されている。すなわち、木材が売れない今、 森林の恵みを売ろうという発想だ。

そして、「成木の家」を基地にして、その起爆剤を「東京ヒルクライムNARIKIステージ」というスポーツイベントにできないか、と考えておられる。

今、「成木の家」の オープニングイベントとして、今年5月中旬に成木の自然を体感してもらえるトレイルラン大会の開催を計画している。これも立派な起爆剤になるだろう。

また、このトレラン大会の参加費から「成木の家」の維持費や常磐林道の清掃整備費の一部に捻出したいと考えている。常磐林道を年間通して 良いコンディションにキープすることは、このプロジェクトに欠かせない。

“プロジェクト成木の家”が成功すると、全国の過疎化が進行中の自治体へ「成木モデル」として、成木地区からノウハウを輸出できればおもしろい。

■「成木の家」の今後

・木のぬくもりを感じ、清流を眺めながら一休みできるような居心地の良い施設にしたい。

・成木の自然に関する情報発信の基地にしたい。

・成木の特産物を販売する朝市のようなイベントをしたい。

・気候のよい春・夏・秋の週末には誰かが常駐するようにし、コーヒーや紅茶のサービスができるようにしたい。

・成木フィールドでの遊び方の提案をしたい。

・月1回程度のヒルクライム練習会を開催したい。

■“成木フィールド”での遊び方の提案

【自転車の場合】
舗装路である常盤林道(距離5km)でロードレーサーのヒルクライムの練習を提案

【ランニングの場合】
舗装路である常盤林道で5kmの上りランの練習を提案。

【マウンテンバイクの場合】
なちゃぎり林道(距離5km)でマウンテンバイクの上りの練習を提案。

【清流を楽しむ場合】
ヤマメの住む清流成木川沿いの常磐林道を5kmを歩くハイキングを提案。

【高水山常福院参拝の場合】
「成木の家」から表参道を歩き、常福院へ行くコースを提案。

【トレランやハイキングの場合】
「成木の家」を起点に高水山、岩茸石山、黒山、小沢峠という周回コースを提案

【成木フィールドの地図】
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■開放試験中のお知らせ(2011年1月20日現在)

常磐林道の路面コンディションが良くなる春までは、試行錯誤の期間とし、「開放試験中」とさせて頂きます。冬場、山頂付近には雪があります。

開放試験中とは、「東京ヒルクライムNARIKIステージ」(9月4日開催)への参加予定者(市立第7中学校含む)が練習に来られた時に一休み してもらったり、地域森林ボランティアやハイカーやトレイルランナーに利用してもらうことができます。

とは言っても、誰かが常駐する訳にはいかないので、「開放試験中」の期間は成木川に面した南側のオープンテラスだけの開放となります。 但し、管理の関係上、正面玄関に「開放試験中」のパネルが掲げられている時だけの利用に限らせて頂きます。

また、オープンテラスには1冊のノートが置いてあります。利用された皆さんのご意見、ご要望、ご感想をお書き下さい。今後の参考にさせて頂きます。

尚、現在、飲食物の提供はできませんが、近くに、自動販売機があります。買って来て、テラスで飲んで頂いても結構です。また、そば屋も近くにあります。 もちろん、弁当持参もOKです。

利用者の皆さんにお願いがあります。ここでは挨拶やゴミや禁煙などのマナーを守って下さい。ゴミは持ち帰りをお願いします。また、 スペースの関係で利用者の皆さんの駐車場はご用意していません。ご近状の迷惑になるので、路上駐車は禁止です。

皆さんのマナーが悪いと、このプロジェクトは続けることができませんので、ご理解、ご協力をお願いします。

■ログハウス「成木の家」の写真はこちらから

【成木フィールドの写真】